Ambitiouser 企業分析コミュニティ

東京経済大学の企業分析、投資サークルです 企業分析と本の紹介などしてます。

大和ハウス工業 1925

 

今回は大和ハウス工業の分析をしていきます。
まずは企業情報です。

 

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事業内容です。

 

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大きく4つの事業がありますね。
大和ハウスといえば建築事業がピンとくる人が多いと思います。注文住宅の建築、賃貸物件の建築などが想起させられますね。

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事業セグメント別売上高の構成を見てみると、やはり賃貸住宅やマンションなどの建築事業が大きな割合を占めています。
しかし営業利益を見てみると商業施設の項目が売上高に対して大きな割合を占めています。これはほかの事業と比較して商業施設に関する事業は収益力が高いことがわかりますね!

次は業績ハイライトです。

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2019年に関しては予想の数字ですが、ここ3年間順調に売上高・営業利益を伸ばしています。17度と18年度を比較すると数字が伸びていることはもちろんですが、売上高の伸びに対して営業利益の伸びのほうが大きいです。2017年度の営業利益率は約8.3%で2018年度は約9.3%と実際に計算してみても間違いないですね。(3Qの数字で算出)これは本業でより収益力を上げたといえますね。2019年度は約9.01%と若干落ちています。

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総資産・純資産も3年の間に右肩上がりになっています。しかし自己資本比率は変わらずです。これは総資産の伸びよりも純資産の伸びが低いことがわかりますね。つまり、負債も増えているようです。負債も増えていますが、売上高もそれによって伸びているので懸念材料とはならないと考えます。

キャッシュフローを見てみます。

2018年度は営業活動によるCFで382,365百万円、投資活動によるCFで-313,664百万円、財務活動によるCFで41,801百万円です。(ビジネスワイヤによる)本業でキャッシュを得て投資にキャッシュを回しているのです。しかし本業で得たキャッシュ以外にも借り入れでもキャッシュを手に入れています。これは収益のための投資ととらえることができますね。


以上のことから大和ハウス工業はこれからも成長していく企業ととらえることができると考えます。

参考:大和HDのHP

ばんちゃん