東映アニメーション 【4816】
先日国際フォーラムで行われた東証IRフェスタにユーシック(学生投資連合)として参加してきました。その中でIR担当の方からの説明を受けて魅力的な企業がありました。それが今回分析する東映アニメーションです。
IR担当の方がほかの企業が主要商品などの説明をする中でIRに関する説明をわかりやすく説明いただき学ぶことが多く興味を持ちました。それも含めて分析していきます。
まずは概要から。
事業内容はいわゆる私たちのよく目にするキャラクターにかかわることで何となくイメージが付きやすいです。
どの事業がどれだけ売り上げを出しているのでしょうか。
このように私たちのイメージするアニメーションの制作よりもアニメーションのキャラクターの版権事業が一番大きな売上高であることがわかります。
確かにアニメーションで東映アニメーションのキャラクターを見るよりグッズなどの商品でキャラクターを見る機会のほうが多いですよね!
そしてアニメと言ったら海外に発信する日本の主要イメージでもあります。
このように国内での売上高の伸び率よりも海外での売上率の伸び率はより高いです。
特に北米地域ではここ4年間で約3倍伸びていることがわかります。
その中でもドラゴンボールが人気のようです。個人的にはワンピースだと思っていました・・(笑)
国内に関してはドラゴンボールが約半分近くの売り上げを占めています。これは驚きですよね!
収益性は、2017年度に比べると落ち込んでいるようです。
純資産は年々増えているようですが自己資本比率が下がっているようです。これは他人資本が自己資本の増え方よりも大きいようです。
しかしながら下がっているといっても70%は優に超えます。これはIRフェスタで説明を受けました。
版権事業が大きな収益源であるということは、言うまでもなく東映アニメーションが何かものを生産することなく利益を上げられるということです。生産するには当然費用が掛かり、そのための投資として他人資本を増やすことをしますがそれをなくして収益を得ることができる東映アニメーションの事業内容だからこその自己資本比率の高さです。
この事業内容によって自己資本比率が高くなったり、低くなったりすることが個人的にとても面白いと感じて興味を持ちました。
これからの分析で事業内容によってどう違いがあるのかを学んでいこうと考えています。
佐藤